
鳥は殆どが視覚依存型の生物です。
また、音声によるコミュニケーション手段も発達しています。
視覚依存型・・・
これは飛翔するということに大きな要因があります。
この飛翔という移動手段はスピードが大変早い為に、天敵や餌等の情報を得る手段としては、視覚情報に頼らざるを得ません。
音より光が早いという当然の理屈です。
はるか高空から餌を探す猛禽類の視力は8以上あると思われています。それに加えて、自身が高速移動することから、動体視力は大変なものでしょう。
ただ、視覚情報に頼ると暗い場所や障害物があると不利なことは当然です。
人間も優れた視覚情報を持っていますが、光受容部(網膜)は赤・青・緑しかありません。
この3種の組み合わせで様々な色彩を識別しています。
一方、鳥の光受容部は4〜5種あるといわれています。人間には見えない色も見えています。
遠い祖先である爬虫類は4色型色覚を持っています。哺乳類はその特質を失いましたが、鳥類ではこの4色型色覚を引き継いで紫外線領域まで認識できます。
この項では色についての詳細は省きますが、私達が認識している色彩とは異なる色を認識しているということです。
ということは、一見地味に見える鳥達にも紫外線領域の色が潜んでいる可能性も高いということでしょう。
どう見ても雌雄が全く同じ色合いの鳥も、紫外線領域の色を含んでいると全く違う色合いなのかもしれません。
参考 「鳥の雑学辞典」山階鳥類研究所